施術の流れ
例 慢性肩こり
中医学では問診でその人の痛みについてはもちろんですが、一般的に肩こりと関係の無いと思われることも伺って総合的に判断します。
例えば慢性肩こりで痩せ型の30代女性。職業は事務でPCをよく使う、冷え症で便秘、トイレが近い、汗はあまりかかないで月経量が少ない。
こういう方には肩への直接の施術の他に、気や血を補うツボを押すなどをします。あとは脈や、舌、顔色、声量や呼吸の速さなどなどを見て総合的に判断します。
気は身体を温めたり、病気から身体を守ったりなどなど身体の生命エネルギーです。この気が不足している為腸を動かすことが出来ず、便秘になり栄養を上手く吸収出来ず、筋肉量も増えずに痩せ型で身体が疲れやすく、冷え症にもなっていると考えられます。気虚の方は姿勢を維持する力が弱く背中を丸めて顎を突き出すため肩こりにもなりやすいのです。中医学的には気虚の為気が上手く動かず痛みが出るとも考えられます。
また、事務作業でPCを多く使う方は目を酷使しています。目を酷使することは中医学では血を消耗すると言われています。気虚と血の消耗もあって月経量が少なくなっています。
一人ひとり体質や環境が異なるため原因も異なります。当店では施術の他に、食事や生活で気をつけたら良いこともアドバイスをいたします。